恋文
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倒れないように 支える 一歩
そうして また 一歩
一歩一歩が おぼつかない
濡れて 滑って まだ 続いている
その道を 歩いている
向こうまで
少しづつ 明るくなる
雪の残った 屋根が光る
まだ重い 川の流れの向こう
いつまでも 埋まらないものも そのまま 連れてゆく 長い道のり
風花が舞う 木立のあいだを 鳥たちが 啼き交わす
空は 手が届きそうに 近い
なにもかも 混じってしまえばいい
まだらの街に
ふわり 眠りたい わたしだけれど
まだ 続いている 騒ぎを
遠くに 聞いている
ぽつんぽつんと 足跡を残し
ぽつんぽつんと 歩いてゆく
まだ明けない 空のした
雪が ほんのり白い
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