恋文
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少し 離れてみよう
同じ時間も 違った姿
雪が残ったまま 凍るよ
枝だけの木々が 立ち並ぶね
遠くに 白い山肌が見える
まだまだ 進まなくちゃ
とどかない 手も 声も
探ろうにも 夜は 深い
あなたは いないね
ラジオの おとだけ
かすかに きこえて
わたしの じかんは
もうすぐ くらい
よるの なか
ラジオを聴きながら 台所で ことこと スープを煮ている
ひとしきり 降っていた雪が やんだ
ずっと 続けばいい こんな生活は
きっと 続かないかもしれない
だから ふんわりスープの あたたかい湯気に
いまは くるまっている
とどまって いたいだけなのだと おもう
まだ 雨のおとが 聞こえている
もうすぐ しん と 静まりかえるだろう
空が見えない
街灯の下の 暗がりで
息が白い
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