恋文
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茫洋とする 時間も 距離も
吹き寄せられて 雪が くるくる回る
傘のなかに 入り込んで
コートの上で 溶ける
渦になって 漂って
歩道の隅で うずくまる
ひとりで ゲームをする
ひとりで 負けることもある
勝手も 負けても ひとり
空は灰色 道を行けば ところどころ 雪はみぞれになって
ぬかるみも 真っ直ぐ 歩いてゆく
向こうの丘は まだ白い
陽は どこに隠れているのかしら
パプリカの 緑と赤と マッシュルーム たまねぎ ケチャップもいれて
いっこの 甘酸っぱい世界
話せば 話すほどに
遠くなってゆく 自分の姿を
どこからか 見ている
そこに いてもいいと 思いながら
流れてゆく
振り返っても もう いない
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