恋文
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濡れた舗道が ひかる
街角が 知らないところのように 見える
夢に もどったみたい
黙り込むとき 忘れたいことを おもう
饒舌なとき 見知らぬ不安に おののく
どこに いまのわたしを 語ろうか
ずっと ずっと 小さくなれば
誰にも 知られないくらいに なれば
わたしだけの 温もりのなかで
ひっそりと 暮らせるだろうか
少しづつの 狂いのなか すごしてゆく
すっかり 狂いを 受けとめて
窓の向こうは ここではない
夢のなかに似て
過ぎてゆく どこか
祭りの喧騒のなかに 消えてゆく 子供たちの姿
そのあいだを 歩いている わたし自身も
夕暮れの色のなかに 消えてしまいそう
夢のなかのように 暖かい
思い出は そこにある
いつでも 帰ってゆける
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