恋文
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夜は まだ 深い
手探りで すすむ
肌が ひんやりする
なにもかも 疎ましくなって 黙りこむ
自分の姿を 思えば また 疎ましい
丘の上には 灰色の雲 ぼんやりと霞む
湿った地面に ぽつりぽつりと 赤い実が 落ちている
ひんやりと 朝の風
生きていれば 辛いことも 悲しいこともある
生きていれば 嫌なことにあい 誰も信じられないかもしれない
生きていれば でも 楽しいこともあり 沢山の出会いがある
生きていれば あなたに 逢える
わたしたちが 立っている
右を見て 左を見て 上を見て 下を見て
そうでなくては 倒れてしまう
闇が ひんやりと ふれる
まるくなって ひそんでいよう
あしたが やってくるまで
誰もいない 階段を降りる
明るい 窓の外
取り残されてしまったような 午後
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