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水面が きらきら ひかる
水の底にも ゆらゆら ひかる
輪になって
どこからか 洩れ聞こえてくる かすかな音楽
暮れてゆく 空のいろのように
物音も 声も いりまじり
むくげが 咲いている 木陰
青い花が ますます 影のようになる
誰もいない小道
草花が揺れる
屋根のむこう 丘の稜線に
光がしずんでゆく
心配事は つきないけれど
そうやって 毎日がすぎ
どうにか なってゆく
つややかな 水のにおい ひんやり と
暗くなった 道だけれど
ぽつり ぽつり 水が ひかる
昼顔が 咲いている
日陰の草花が ゆっくり 揺れる
岩の間を ぬってゆく流れ
空が あおくて
気が遠くなりそう
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