恋文
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夕立のあと 誰もいない カフェのテラス
テーブルに すずめが やってくる
明け方の雨は やがてあがり
また 夕方の 雨になる
くりかえしの 日々が
どこかに 続いてゆく
雨の音に かさなっていたい
雨の匂いに おなじになって
雨にとけて どこにでも いってみたい
永遠のように 流れてゆく
せせらぎも とぎれなく
緑のしたで 耳をすます
光と 影の あいだ
ゆるやかに ぼんやりと
境も ない
小鳥の声が かまびすしい
木立の くらがりから
一羽 飛び立っていった
迷い込んだ ちょうちょうが ただよう
わずかな 風
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