恋文
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2009年06月24日(水) 花の香り

外に
一歩 踏み出す

顔に突き当たるように
やってきたのは
風ではなく

青いような
花の香り

暖かさが
戻ってきて


2009年06月23日(火) 雨粒

いつでも
降り出しそうな
雲の色は

そのまま
町の色のように
なる

風が
しぶきのような
雨粒を
乗せてくる


2009年06月22日(月)

季節が
後戻りをする

風のなかに
立っているあいだ



2009年06月21日(日)

わたしは
魚なのに
海が 怖い

怖いけれど
懐かしい

寂しい気持ちの時には
わたしは
海のようになり

漂う 波のあいだ


2009年06月19日(金) いい

音や
影や

触れられないものは

いつも いい



2009年06月18日(木) 夕立

こどもたちの
声が消え

雨のおと
ばかりになる

今日の
白い帳が
おりる


2009年06月17日(水) イルカ

知らないうちに
消えてしまった

すり抜けて
去ってしまった

海に
帰っただろうか


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