恋文
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街角に ハープを弾く 人がいる
若葉を 透き通った 午後の光
雨のあとに
しずくといっしょに こぼれるような
花のかおり 草のかおり
振り返り 振り返り 歩いてゆく
おぼろげな 行く先へ
いちにちは すぎる
なにも 思い煩わなくとも
冷たい風も 歩いているうちに 心地いい
花が散って 降りかかる
みどりの野
風のなかに まっすぐ 立っている
たわんでも
雨混じりの 風と いっしょに 吹き惑う
髪を 梳かすと
洗面台に ぽつりと 落ちた
花弁
舗道を しろく 散り敷いて なお
ふたたび 散らされ 流れてゆく
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