恋文
DiaryINDEX|past|will
行き惑ったとしても
それは 霞のように
春は 春
ときに われにかえり
自分で 自分を 忘れてしまっていると
気づく
まっすぐ まっすぐ
行けたらいいね
失われてゆく わたしを 越えて
小道を 歩くと 花の かおり
このまま 歩いてゆきたい
こんなに 明るかったかしら
いつのまにか 鳥のこえも
すっかり 春のようす
迷子になったように まわりの 景色がかわる
ひっかかったものが 立ち去らない
ぱちんと 音がして フィラメントが 切れる
電球のなかに 閉じ込められた 虫のように
からからと 揺れる
|