恋文
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2009年02月16日(月) 手探り

手探りで
あったとしても

触れるものに
導かれて

歩んでゆく
あした


2009年02月15日(日) 散歩道

ひりひり
手がかじかんで
いる

丘のうえから
見渡す
向こうには

まだ 雪を残したままの
町並みと
また 丘が
見える

くだってゆく
道すがら
何も 考えたくない

小鳥の
さえずりが
戻ってきた




2009年02月14日(土) 向こう岸

振りかえる
自分が いなくなる と

いつだって
あるかもしれない

ふと 立ち止まる
街角で

向こう岸は
その すぐ そこに
見えるのに


2009年02月13日(金) 広い

誰か とつぜん
消えてしまう

それを
知らないまま

時が たってしまう

こんなに 広い
世界に

でも だから
まだ

出逢える


2009年02月12日(木) 記憶

記憶も
アルバムの写真のように
なる

ぷつんと
切れ端の情景の
まま

色あせてゆく

手繰り寄せるのも
いつか
覚束ない


2009年02月11日(水) 何度でも

間違えたことを
やり直し

欠けたものを
補おう

何度でも
出逢おうね


2009年02月10日(火)

風が
ほどけてしまった

ばらばらに
飛んでいってしまう

わたしを押してくる
それは
切れ端なのか
どうか

大きな手のように
強いままだけど


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