恋文
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しん と 蒼い色になる
雪の 森の道
思い出は 影のようだと 言ったひとがいる
その影だった わたしたちが 思い出す
たくさんの 影たち
過ぎてしまえば まぼろしのように 思える
まだ 見ない まぼろしを 思いつつ
離ればなれに 過ぎてゆく
時間 それだけが ひとつの 世界のように
すれ違うこともない ままに
また 一日
交わす言葉も 遠ざかる
気づくと どこかに 迷い込んだように
目の前の 空間を 見ている
こんなに 切っちゃうなんて
もう 背中には触れなくて
肩で 揺れている
ちょこんと 跳ねて
料理中に 切ってしまったみたいです
右手親指 二センチくらい まっすぐに
なんだ 血はでていないんだ
薄っすら 赤い 切り口が 見えて
痛くなかったのに
気づいたら 痛くなった
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