恋文
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昨日は どこに行ったのか
青い空のしたで
凍った地面を踏んで
遠い山並みを見ながら
歩いてゆくよ
外には 氷の雨
焦り もがきながら 過ぎてきたとしても
かたちは 同じでは なくなってゆくとしても
まだ あしたに 繋がってゆけると思い
今年最後の この夜を ここにいる
線路のあいだ 霜のおりた草地が 白くひかる
通りの向こうを 透かし見ている
息も白い
遠いところの 生活を思い
見えない場所の 姿を思う
明日のことに似て
誰かが 割った跡も 重なってしまい
ひび割れのまま 固まって
風の模様になる
一日のまんなか
風ばかりです
カラスが 餌をもとめて 跳ねています
猫が道を よぎってゆきました
木の葉が 寄り集まって
わたしは 風のずっと向こうまで 歩いてゆきます
誰もいないかのように 静まりかえっています
煙突から 白い煙がたっていて
誰かが住んでいると わかります
木々はそのまま折れてしまいそうに
凍ってしまいました
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