恋文
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2008年12月10日(水) 流れる

かつて
確かな どこかに
行こうと
思っただろうか

では どこにでも
漂って

流れてゆくしか
ないではないか


2008年12月09日(火) 迷い道

空は
灰色のまま

草むらには
霜が まだ白い

この道は
どこに
続いているだろう




2008年12月08日(月)

もう 一年になります
この前 切ってから

裸の 背中に
ふんわり 触れます

胸にも かかります

耳の後ろで
両側から取って
真ん中で 留めます

残った髪は
背中に

風が 吹いて
流れます


2008年12月07日(日) 冬の散歩道

ひかりは
凍ったように
くぐもっている

伸びた 木の枝は
触れると
音をたてて
壊れてしまいそう

犬たちは
戯れているけれど

人たちは
身をすくめて
歩いている


2008年12月05日(金) 30年よりも前に

どこから始まったとも
言えない

ただ
今も続いている

長いとも
短いとも

どんな尺度でも
言えない

ただ
続いていればいい



2008年12月04日(木) 風も雨も

風と雨で
木々が揺れる

風のなかで
雨のなかで
あなたと
出会っていたとき

思い出して
またね という


2008年12月03日(水)

夢のなかから
流れ出で

影のように
駅に立っている

まだ 始まらない


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