恋文
DiaryINDEX|past|will
少しづつ 遅れてゆく
同じような 毎日なのに
からだひとつ 後ろに
いる自分
どこか はずれているような いちにち
どこからか 焚き火の においがする
小さなともし火のように 赤い実がなっている
葉を落としてしまった 木々の向こう側が 遠くまであかるい
夏に白く光っていた 道を今日も歩く
道はまだ まっすぐに白い
凍えるような 風に 木々は ざわざわと鳴る
かすかに 遠くから 鳥の声
目を閉じたら うかぶ
どの町にも あった 街灯のしたの ちいさなあかり
いつの時にも あった
鈍色の空も 隠れてしまい
わずかな 灯りのなかを 歩く
頬に ふれる しめった風
いくつかのことを 思い いくつかのことを 忘れ
なにも変わらなかったとしても 一日は終わる
思ったよりも 変わってしまたかも しれない
|