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終わってゆく だけではないのだが
残されて たたずんでいる みたい
なにかが 始まることが あるのだろうか
川の流れが まぶしい
みどりが 揺れている
風が やってくる
川原の小石も まっしろに 見えて
午後は ゆっくり すぎてゆく
慣れていたはずの 静けさが
もっと 静かになったような 夜
繋がりを もとめて
手がかりを たどる
途切れてなんか いない
校庭の隅の 大きな夾竹桃の木
枝をかきわけて 幹の上に登った
花は バニラの匂いがする
葉っぱのあいだから 洩れてくる ひかりを 見ていた
鍋はゆがんできて フライパンは焦げ付いて
きょうも 糧を 作ろうね
わたしも いっしょに
老いてきた
さまざまな音が いつもように 聞こえてくる
なにごともなく 一日が すぎて
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