恋文
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さっきまでの 子供達の声も 聞こえなくなり
風の音も しない
雲が ゆっくり 流れてゆく 空には まだ ひかりが残っている
まっすぐ 道は白く ひかって
まぶしい 空のしたに
夏の花が 揺れている
どこまで 行こうか
ぱたぱた 音を たててみる
風も 聞こえないみたいな 夜
遠いところを 思うと
夢の中と 同じように
昏くて あたたかい
あいだに
覚めている のに
知らない
汗ばんで
どこか 遠くなって
いる
一日のことを 終わってしまう
空から ひかりが失われてゆくと
音も 去ってしまう
ひとしきり 雨が ふってから
ようやく ひかりが もどってきた
凪いだ空 もう 一日が おわる
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