恋文
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きみが去った後 ふとんのかたちが 残っているから
そのままに しておこう
こんなに 明るい 空でも
ふと 雲がやってきて 翳る
痛いような ひかりも おだやかに なる
翳っても いい
なんだか 長い時が経ったような 気がする
ほんの わずかづつ 進んでゆく
午後に 川辺に 行ってみる
きのう 雨が降ったのに おだやかな 流れだった
ひとりに かこつけて わびしい という
ひとりで 楽しめば いいだろうに
いつから 楽しめなくなってしまったのか
食事を つくっている ひとりだって
影が 焼きついているように 動かない
まっすぐ 光が やってくる
取り残されているみたいな 気がした
朝には 元気でね と 別れてきたけれど
今度 会うのは ずっと 先のこと
夕日で 向かいの家の壁が 真っ白に ひかって
目に痛い
気づくと ほとほと 雨のおと
もう 今日が 終わる
ぼんやりと ひかりが 消えてゆく
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