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雨は それとは わからないように 降っている
濡れてみてもいい
ゆっくり 歩いてゆこう
突然 暗くなって 真っ白になった
窓に 叩きつけられて しぶきになる
木々が ゆがんでいる
雨音だけしか 聞こえない
さっきまで あんなにたくさんの 人がいたのに
夢のなかのこと
夜明け前 薄暗闇のなかで もう 眠りに 帰れない
変わっていって いつか 終わる
思い悩んでいたことも 終わる
それでも まだ 思い悩むなら
また それも 変わってゆき 終わる
振り返り ふりかえり しながらも
明日を むかえるために
一日を 終える
空が いつか 群青色をしている
眠りから 浮かびあがる
まだ 薄闇の なかで 迷っている
奈落のような 夢のなか
ちいさな 居場所がいい
窓のそと 明るい 雨をみている
みどりが しっとり 濡れている
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