恋文
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終わりと 始まりを 祝おう
雨のなかに 花が咲いている
暗いとも 寒いとも 言わないだろう
まだ 行きつかない
ずっと 先まで
知っていたって
知らなかったかも
知らなくて
いいから
知らない
ぼんやり 外を見ているあいだに もう 家の近くまで 来てしまった
考えは なんにも 進んでいかないのに
くぐっても くぐっても
つづいている
この輪から はなれたら
もう 帰れないかしら
いつのまに 雨を くぐりぬけて 来たのだろう
車窓に 濡れた水滴が 流れてゆく
曇り空の 行方に すすんでゆく
雨が ついてくる
木がざわざわ さわぐ
小鳥が 窓に影を落として また 飛び去ってゆく
風にのったみたいに
子供の声が 聞こえる
雲は 空を覆っている
飛行機が よぎって行く
遠くからの 音を ひろっている
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