恋文
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すこしづつ 遠ざかってゆく ひかりのなか
どこからか 子供の声がする
うっすら 暮れてゆく
思い出が たちあらわれて
眠くなって しまう
ちいさく 束ねる 髪
欠けたまま たばねる
もうすぐ 暗くなる
濡れたまま おもい
空の一角が 暗くなっているのに
遠くには うっすらと 夕日が照らしている
突然の 雨のあとに
みどりの匂いが 漂っている
翳ってゆく ひかりに 満たされる
すこしづつ 失われてゆく あいだ
カーテンの むこうに
風が 吹いて 木々が揺れる
音を 聞いている
いまに 雨になる
鳥が
やってくる
わたしは
こない
ずっと 待っている
わたしは
いない
このあいだまで 雨だったから 気づかなかったのね
もう こんなに 明るかったんだ
まぶしくて ぼんやりしている
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