恋文
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空は まだ 明るかった
小鳥が やってきては 帰ってゆく
木立が だんだん 翳ってゆく
鳥の声も 遠ざかる
鉄路のあいだの みどりの草にも 花は咲いて
つながってゆく その むこうの 曲がりかど
ふつりと 消える
| 2008年04月23日(水) |
春のなかに - ある人を悼んで |
春のなか 逝く 花は 雨のなかにも 咲いているのに
花びらから ぽつんと 落ちる しずくように
そのまま ひかりのなかに おかえりください
いつか だれもが ゆくように
夢のなかで 聞いていた
雨音が つながって
いちにち ずっと
水槽のなかから 外を見ている
雨のなか 小鳥が やってきては 帰ってゆく
小さな 餌場
軒下の草花が わずかに 揺れる
ずっと一日 雨のなか
花が 舞っていた ちょっと まだ 冷たい 風
川に ぽつんと 眠っている 鴨
でも 春だ
あぁ いつのまにか あったんだ
菜の花 菜の花
ずっと 向こうまで
もっと 向こうまで
見ていよう
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