恋文
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2008年03月20日(木) 春なのに

花びらのように
降ってくる

雪の ひらひら

名残惜しいのね

もう
春なのに


2008年03月19日(水) 真ん中 

それで
いい

見知っている
そのひとが

通って いった

ここは
真ん中 なのかしら

見知らぬ人が
追っている


2008年03月18日(火) 散歩

川の 向こうのほうに
浮かんでいるのは
水鳥たち

橋の下
目の前には
岩の上を
音を立ててゆく
流れ

空は 灰色

歩いている


2008年03月17日(月) うん

ありがとう と
言ったら
よかったのに

うん
と 言った

ことばが
つまって
しまったから


2008年03月16日(日) 知らない

忘れているあいだも
わたしは
わたし自身なのだった

誰もが知っていても

わたしだけ
知らない


2008年03月14日(金) 夕日

連翹が
ほのおのよう

夕日が
うしろから
照らしている


2008年03月13日(木) 香り

通りすぎるたび
花が香る

触れてくれる
みたい


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