恋文
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時間も 空間も
思い出と 夢で
埋めてしまおうか
ひとりで ときがすぎてゆく
なにが 変わったわけでもありません 特別なことでもないのです ひとつ 年を重ねました
お祝いのことばに すこし照れて
やはり なんだか 特別な日なのかも しれません
ブランコに乗って 遠くに 靴を 飛ばす
失った靴を 取りに あなたを 負ぶった
夏の夜の 重さ
その日 労働を終えて 私たちは 商店の並ぶ通りを歩き どこか 安く飲める店を 探したのだ
明るい 殺風景な 店のなか ひとつのテーブルに 顔をつきあわせて
へこんだアルミの燗器から 分けあう 酒は 胃の中にも 熱いままだった
天六の 酒は うまかった
あいだは からっぽだろうか
きのうと きょうの あいだ
いままでの あいだ
あいだを生きている あいだ
なにもかわらないとて 一日がすぎ
明日も なにごとがなくてもいい
ずっと 続くのなら
夢も とどこおって ゆたゆたする
もう ずっと 眠っていたみたいなのに
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