恋文
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2008年02月11日(月) 痛み

わたしは
オプティミストではない

必ず 犠牲があり
悲しみが あることを
知っている

それでも やっぱり
痛みは

痛いのだ

眠っているあいだ
忘れてしまいたい

そんな 痛みは

抱いたまま
わたしの からだの

一部になってしまう


2008年02月10日(日) 散歩

裸になった 細い枝ばかりの 木々のあいだから
見える
水鳥たちが 漂っている

硬いパンを 砕いては
ほうりなげる
水面に さざなみのような
もっと ちいさな
波が おこる

子供達は 鳥たちが 好きだけれど

帰ってきた そのあと

きみは うさぎを 抱いていて
なんだか 満ち足りて いるではないか

午後のひかりが
ゆっくりと 冷たくなってゆく


2008年02月08日(金) 想い

傷ついて
たやすく
忘れてゆくだろう

忘れなくて
とどめて

残っていたら

わたしのもの


2008年02月07日(木) 記憶

すこしづつ
擦り切れて
いるのだろう

気づいたとき
なにが
残っているだろう


2008年02月06日(水)

わたしを 思い出すとき 
影のようだと
言った ひとがいた

それから 時が
ずいぶんたって

わたしにも いつか
たくさんの 
影のようなひとたちが
いるのだ

影同士は きっと
すれ違うこともないのだろう


2008年02月05日(火) 冬にだって

まだ 始まらないことも
始まるだろう

ばらの花が
いっぱいに
開いている


2008年02月04日(月) 暗闇

手探りで
求めても
なにも
触れない

まだ 目を
とじたまま
立ち止まっている


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