恋文
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ひたひた 濡れてゆきます
海へ ゆきたいと 思いました
みんな 濡れてゆきます
なんだ なんだ 灰色じゃないか
空を見ていた
しずかに 空が 降りてきたみたいだ
まだ まだ ずっと ここにいるのだと
包まれていようか
街路を 漂っているように 靄が ゆっくりと 過ぎる
明けきらない 空と おなじ色をして
わたしも 一緒に ぼんやりと 歩いている
------------------------------- 今年の日記は、これでおしまい。 来年お正月明けに帰ってきます。 みなさん、よいお年を。
濡れて ひかる 石畳の小道
街を飾る イルミネーション
家々の窓の あかり
でも 真っ暗の空に 星をみたいと 思った
ときどき 思い浮かべることのある その街角は いつも夜で
どうしても 思い出せない
夢のなかの 町だろうか
雨は しずかに 降っているのに
話し声も 溶けてしまうみたい
雨の 音だけ しみている
舗道に溜まった 雨が揺れる
からだに 染み込んでくるような 風をうけて
うつむいて歩く
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