恋文
DiaryINDEX|past|will
影絵のような 木の枝の上のほう
雲がひかっている 空を
風が吹き渡る
変わったり 変わらなかったり する
日が差しているのに 雨が 降りました
わたしは どんなにも 変われないでしょうか
いつも 変わりますね
あれは 雨の音だろうか 風の音だろうか
窓をたたく 雨粒も 風に擦あう 小枝も
少しずつ重いから 少しずつきしむ
音がする
さっきから 雨が降っている
光は にじんでいるけれど
たどって 帰る その先の あかり
夜のふたを あけるみたいに
黒い雲のしたに 朝焼けが のぞいていた
川面が 朱く ひかっている
空と同じ色で 川が流れる
クリスマスの飾りが 風に揺れて
朝と同じ昏さのなか それでも 人々が行き交っている
それも ただ影絵のように
暗い足元に 落ち葉を踏んで
傘をうつ 雨の音を聴きながら歩く
風が木立を 揺らしている
鳥たちは まだ眠っているかしら
|