恋文
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だれも いなくていい なにも 聞こえなくていい
空が 近くなるくらい 重いから
川も おんなじ色で 透きとおっている
落ち葉が いっぱい ふさふさ
なんにも 考えない
あそこが どこかなんて 考えない
行きどころのない 落ち葉が くるくる まわっている
雲が 遠ざかりながら 湧き出てくるみたい
空と おなじ色の 地面に また 落ち葉が ふってくる
川を 渡し舟が 渡ってゆく
川は なにも 映さない
空と おなじ色
窓の あかりを 見つめている
そこから 間違いだったのかも しれない
後戻りは できない
どうやって ゆこうか
どこにも 行きつかないのだと
立ちどまる 足元は
空よりも くらい
積もった 落ち葉が
灯りのように 浮かんだ
いつか かわってゆく かたちは そうなりたい かたちでは ないと
それでも そんな かたちを ほっしている
落ち葉が しめって ふわふわする
木の葉は すっかり 色づいているのに
雨が 濡らしているから なんだか ぼんやりしている
遠くを 見ると やっぱり
ぼんやりと けむっているみたい
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