恋文
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いつの間にか 広場には 遊具が設えられて
まだ動かない それらは 何もなかったのと 同じように 佇んでいる
灰色の空に なじんでいる
遠く離れた その国で いま 何が起こっても 知らない
最後の 記憶をとどめて
雨の朝に つながってゆく
木の枝が おおきくたわんで 揺れる
鳥のはばたきが 聴こえるように
葉が 揺れて さざなみを 見ているように
夕日が 照り返す
かなしい夢のあとに 目がさめる
夜は まだ 明けない
風が ブラインドを 鳴らし
月は 白々と ひかりを投げているだろうか
ベッドを 抜け出してみる
夢の世界が もう終わってしまった
靄を透かして 向こうの橋に ぼんやり 灯りがみえる
影のように 自転車が 横切っていった
わたしが 生きている 今日
ひんやりと 風をうけながら 歩いています
もうすぐ 雪になりそうな 雨が 降ってきました
こんな日が いつかあったな と 思い出します
どこにでも わたしの 一日は あります
ポプラの木が 炎のように 揺れている
鳥たちが 行き交う
雲も 朱色
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