恋文
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朝につけた バラのコロンの 香りが する
思い出も こうして 失ったと 思ったころに よみがえるのかも しれない
雨の音が 聞こえる それが 夢ではないことを 知っている
まだ 目覚めない 雨のおとが 続いている
いつの間に 降ったのか
草花も 木の葉も 光っている
石畳の小道から 見上げると
青い空
ひかりだけ ひろっておこう
風は ほんのしずかに
いってしまい
だから ひかりだけが 残ってしまう
今から 始まるのだと 朝は 空気が 冷たくて
動いているあいだに するする 緩んできて
なんだか 億劫になって
夜は わたし すっかり くったり
真っ暗な なかが いいな
覚えている 夢を たどってみる
たどりながら どこに行ってみようか
まるで ゲームを 繰り返しているみたいに
ここで こっちにいったら どうなったかな と
いつのまにか 夢のなかを さまよっている
そろそろと 歩みだして みよう
手探りで わずかな 形をなぞり
ゆきつくところへ
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