恋文
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すずめが降りてきて 啄ばんでいる 緑の草原
雲に覆われている 空
一日が ゆっくり過ぎてゆく
解けない気持ちも そのままに
髪が 結ぼれてしまい
揉んだりして じわじわ 解きたいので
目が まっすぐに なる
やってたけれど もう やだ
結び目の 先っちょ
ぷっつん と 切ってしまった
枝が揺れているから 夕日が きらきら 光る
遠くの空は とても 遠い
なんにも 聞こえなくていい
なんにも 見えなくていい
遠くは 遠いままで
なつかしい
行き詰ったり 困ったり すると
いつも 髪をいじってしまう
それとも 鏡の前で 梳いている
永遠に たどり着けないところを
知っている
その青空を 想ってみる
空は 木々のうえに とても 高いだろう
ここからも 見えるように
どの一日も ただひとつの 夏の日だった
唐突に 思い出す くっきりと 静かな影
どこにも たどり着かない 考えは
暗がりのなかに 広がって
どこにも 消えてゆきもしない
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