恋文
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窓のむこうは ここではない
届くだけ 受けとって
午後のひかりが おわってゆく
思い出せない 夢のように
過去は どこに わだかまっているだろう
そのとき どんなにか はっきりと あったはずなのに
海は 遠いな
わたしが 魚になったら
この川から どうやって 海にでようか
ひかりが 影をつくる
時間が とまったみたいに しずか
とりてもないことを ぼんやり 考えている
厚く 雲を塗ってみましょう
青い空は わずかです
鳥は ちゃんと囀っています
風は すこし止んでいます
青い草の匂いがします
ひかりが どんどん うすくなって
鐘のおとが 聞こえています
まだまだ 鳥は さえずっています
肩が 寒くなってきました
もう うちのなかに 帰りましょうか
また 雷が鳴っています
日が暮れるのを 待って
鳥のさえずりが 聞こえる
花のかおりが 漂っている
風が わずかに 木の葉を揺らし
まだ まぶしい 光があふれて
すこし からだが だるいような気分
あなたが眠っている その街に 雨は 降っているでしょうか
あなたが眠っているあいだ
どんなに遠い 異国であろうと
わたしにも おなじように 雨であったり
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