恋文
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2007年06月28日(木) 坩堝

この世界が
坩堝だとして

溶けてゆくのは

喜びだとか
悲しみだとか

憎しみも
赦しも

みんな 抱いたままの

しずかに
とけてゆきたい と
おもう

ひとりの
わたし






2007年06月27日(水) 夢の中で

毎日 
別の世界に
いるみたいに

違うわたしが
生きている


2007年06月26日(火) ひかり

ブラインドの
隙間から
洩れてくる

ひかりは
雨の色がする

また 風がでてきた

もうすぐ
雲と同じ色になる



2007年06月25日(月)

雨でも 小鳥は
やってくる

緑は 首を
うなだれて

軒には いくつも
水の珠

羽は しっとり
重いだろう


2007年06月24日(日) 歩いて

もう 戻れない
立ち止まれない

そこにいた
わたしは
もういないから

いくらでも
背負うしか
ないではないか

まだ 歩いてゆく


2007年06月23日(土) 特別

普段 しないけれど

夜更かしをして

食べてもいいや と

口にする
なにもかも

美味しいのね


2007年06月22日(金) おと

森閑としている

なかから
聞こえてくるような
幻のような
おとが

からだの かたちを
なぞってみる


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