恋文
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わたし ひとつの 端っこ ひとつの 真んなか
ぶらんこの いちばん うえと したと
いったりきたり
ここに いても いいのだろうか
こんなに 明るい街角で
自分を みている わたし
いつもの 空が見える
ここにある 日常
ここ以外に ない
海は ずっと遠いのに 海の匂いがする
岩のあいだを 白い波をたてて 流れてゆく
風が 運んでくる 綿毛が ただよって
遠い海に 向かっている
麦の穂が まっすぐ 伸びている
なんだか 寂しい いちにちの 夕暮れまえ
あんまり まっすぐ 伸びているから
ひかりのほうに 伸びてゆくのね
わたしは 後ろにいる
だけど そのまま 暖かいよ
糸のように 細い根が張って
するすると のぼるように 茎が伸びて
まっすぐ 生きてゆきたい
もうすぐ 花が咲くね
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