恋文
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揺れるのは なんでもない
しなやかに 揺れていよう
どんな風にも
雨が 濡らしていった
みどりが しんなりする
あのときも そのときも と 思い出している
灰色の そら
鳥の影が よぎると どきり とします
すこし 陽が 翳りました
待っている間 鳥の数を 数えます
もう 何羽も 飛び去って ゆきました
地面から じんわり じんわり
霧のように たなびいていた
あれは 息吹
ことさらに と わざわざ 言うのは みずから 少し なだめているような 気もするが
ことさらに 騒ぐことも ないのだ と やはり なだめているのか
季節が 少し 後戻りする
振りかえると 木々が 揺れている もう 空が 暮れそうだ
雨かと思う 風が 木の葉を 揺らしている 音が 聞こえて くるみたい 空はいつか 灰色になって
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