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わたしの 足跡は いらない
ちいさく つけてしまった
消せないのなら
踏んでしまおうね
なんでも ない みたいに
わたしを 過ぎていって
忘れて しまって
誰だか わからない
そんなので いいかな
きれいな 花が 咲いてたな
みどりが いっぱいで
わたしは いなくても いいな
ひかりが まぶしくて
みんな みどりのした
こえも ひかりみたいに かがやいて
かわも みどりのした
みずが きらきら ひかっている
もう それは風の音ではなく 窓から見える景色は いちめんに けむっていた
さっき 窓からはいってきた 花の芯も 花びらといっしょに ひたひた おちてゆくだろう
丘のうえに ひかりは いっしょに かすんでいる
そんな夜も あったのだと
風や 湿っぽさ
肌に よみがえる
それは そのときのまま とどまって いるだろう
かわって ゆくのは 今ばかり
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