恋文
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息苦しいのは なにが あったからでもない
じぶんの まわりに くるり 輪をえがいて
まんなかに 座っている
ときならぬ 雪に
花は 色あせて
どこも 白いばかり
花は 凍える
灰色の 空の下
みどりの褥に 眠りたい
ちいさな花は いちめんに咲き
大きな木からは 花びらが 散るだろう
わたしは なんのかたち でもないように
ちくちく する わたしは 好きじゃない
まぁるく なっていたい
どこにでも 知らない わたしがいる
どこにもいる わたしは おかしな かたちになって
まるで みんな いやだと いう
たそがれの 町
ガラスに 映る 影は ひとりで どこかに ゆくだろう
わたしは 家に かえる
夢のなかに 帰ってゆくように
外は 薄靄にけむっている
ゆっくり 歩きだそう
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