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ただよう うちに 朝に たどりつく
つめたい側と あたたかい側が
おんなじ 毛布に くるまって
ほのおの かたちを あつめている
まだ あかるい空
ふと 目を そらせてしまう
こころの 翳り
どこにも 持ってゆけない
いつでも いっしょにいる
帰りたい と おもう
帰る ところが ない
春に 花は 咲いている
それが バランスなら と 背中を つん と 押してやる
やじろべえの ように あっちに こっちに 傾くのではなく
こっちにだけ 傾いて いればいい
ここからは 見えない
手探りで たどる
道は こわい
ひとつにして 全部の わたしが どこにいる
それなら 差し引きし なくしてゆき 最後に
なにか ひとつ 残るだろうか
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