恋文
DiaryINDEX|past|will
ふと 置き去りにされたように 思い
ここから いったい どこにゆこうか
立ちすくむ 足もとも どこにある
傘を打っていた かすかな音は いつか消えて
霧のなかに いるように 立ち止まる
どこか 知らないところに 連れていって くれるような 気がする
ここに いない わたしは 何してるかしら
風のおと 雨のおと
暗闇は 心地いい
このまま 朝にならなくて
そのまま
聴いている ものだけで いいのに
光のなかに さぁさぁ と 雨のおとが する
緑だけ ひかっていたらいい
花だけ ひかっていたらいい
わたしは そんなのを みるだけで
まだ 歩いていこう
ふと 思い出すと
時が すぎていったのだと
ただ それだけだった
時とともに 失われ 損なわれて ゆくのだ
明日も また
|