恋文
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ただの 切れ端の よう
おとは とおくから きこえている
ひかりは ほのかに はいってくるから
へやの はしっこ
ねむって しまいいそうに
ここちいい
ちいさな 糧を ついばむ
小鳥でいたい
少し 明るくなった 朝の空
まだ 花の匂いも ないけれど
ずっと ずっと 雨が降る
緑は すっかり 重くなって
歩くわたしの 傘の中にも 入りこむ
思い出すのも 雨ばかり
眠っているあいだに 過ぎてしまうなら それは 知らない
風の音を 聴きながら もう 知らないままに いる
かたちに なる前に うしなった
幾度でも 失った
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