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わたしたち 知っている 限りがあること
だから 言う
いついつまでも と
隠れている わたし
ひっそりと
たぎらない ように
沈んで 沈んで
深い底に 辿りついたら
泡になろうか
今日が 終わろうとする
また 明日が 終わるときを 待っている
真っ白な屋根の下 灯りがともり 坂道を誰かが 下りてくる
道は雪のなか 木々も雪のなか
わたしは 雪の中の 影になる
ときおり 鳴るのは 風なのか
闇に とけてゆく
音も
雨音を聴きながら 眠っていたい
いつかの夜 いつかの朝に
雨の匂いを 思い出しながら 帰るだろう
わたしが踏む 足元の 音
風が やってくる 木々の さわめき
歩く 歩く
わたし ひとりの からだ
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