恋文
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2006年12月29日(金)

日が暮れる
道は
くろく
濡れて

川は
名残の光を
かすかに
残し

行きかう
ひとびとは
影のよう


2006年12月28日(木) 凍る

闇を映して
凍る

割れた
氷のかけらも
そのまま

空が
落ちたように


2006年12月27日(水) 静か

ふと
気づく

気づかなければ
いいのに

こんなに
静か


2006年12月26日(火) かけら

わたしは
いくつもの
かけら

あれも
これも
みんな
まちまちな
かたちで

わたしなのに
しらない
かたち


2006年12月25日(月) 櫛のように

本当は
櫛では
ないので

梳くわけでは
ないのだが

今夜 櫛のように
髪を
梳いてみた

髪を
留めよう

これは
あなたの
櫛であり

わたしの
櫛であり


2006年12月24日(日) ひとり

声を
たてても

そのまま
消える


2006年12月22日(金)

そこかしこ
真っ白に
なって

音も
凍っている
みたい


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