恋文
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2006年12月14日(木)

くるり
まぁるくなって
まっくらの
あったかい
やみの
うすいまく
すかして
どこかの
せかいが
あっても
まだまだ
とどまる
ちいさな
せかい


2006年12月13日(水)

夜は
しらない街

あなたの
手をたずさえて

ほの明るい
通りを
歩いている


2006年12月12日(火)

思い出だったのか
夢想だったのか

それは
影のように
映っていた
ひとつの姿

近づけば
逃れ
いつも
離れない


2006年12月11日(月)

まだ暗いままの空に
雲も白い
月も白い

草むらも
きらきら
光っている


2006年12月10日(日) 紙飛行機

川の流れは
早かった

岸辺の
よどみには
鴨たちが
休んでいる

広場にさしかかると
紙飛行機を
飛ばしている
人がいる

飛行機は
くるくると
いつまでも
輪をえがいている


2006年12月09日(土) どこに

鏡のなかに
見るたびに
少し

わたしと
思いたい
わたしだった

少しだけ 
だった

わたしは
どこに
いるだろう


2006年12月08日(金) 冬の朝

雲は黒く
幾重にも重く

川面は暗く
流れも見えず

空と川の
わずかな
すきまに

もうすぐ
光を迎える


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