恋文
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曇り空のした 黙って 歩いている
空も 地面も 同じ色
どこに 行きたいと 言えるだろう
ともる 灯りは 見え隠れして
どこまでも 続いている
その 狭くて急な 坂道は
落ち葉が 吹きだまって いるだろうか
いまは 様変わり しているだろうと 不思議ではない
ありありと 見るように たどっている
夜の 暗がりは 手探りで 夢に 帰ってゆきます
目を 閉じて 同じ 暗がりを 見ています
さぁざぁ と 雨かと思い それは
一本の木は すっかり 黄色い葉に 覆われて
突然の風に 渦のようにも 見え
降り注ぐのだった
わたしが ひるがえると
わたしの 匂いがする
抱いて いてみたい
小さな木 葉っぱが 真っ赤になって
ほのおが 立ってる みたい
すっかり 暮れる まえに
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