恋文
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雲には わずかに白く ひかりの面影を 残して
もう黒い 影となってしまった 屋根の うえ
光の輪が 流れてゆく 半円
なにも聞こえていなかったのだろうか。 遊具は暮れてゆく空に光りながら回転し。 広場には明かりに照らされた小屋が並んでいる。 情景だけが鮮やかに残り。 音だけが記憶のなかから抜け落ちている。
まだ 暮れては いない 空のしたに
知らない 街角
赤いリボンで 結ぶ
からだを 巡るのは
どんなにも 血では ない
倒れてゆく ような
その時だけ など ないのだけれど
見つめている
街には たくさんの人たちが いるのに
とても 静かだ
わたしの 中だけに 耳をすませる
あともどり したいと ふりかえり
そこに 果てもなく
いずれ まっすぐ ゆくにも 果てしない
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