恋文
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2006年10月18日(水)

群青色の空に
下弦の月が
細くて

風も
沁みてくる
ような


2006年10月17日(火) 渡り廊下

建物と建物を繋ぐ渡り廊下は暖かい。
両側がガラスなので温室のようになっている。
足下は道路で、見下ろすとトラムが走り、車が走り、人が歩いている。
通りに並ぶ建物が見え、教会の塔が見え、遠くには山も見える。
ときに、すこし揺れたりするけれど。
背後の扉が閉まり、前に見える扉に向かって歩く。


2006年10月16日(月) 窓辺にて

まだ みどりの
草のうえにも
落ち葉が 
かさなっている

そとは 
みるく色の
もやの中

スチームのとおる
おとが
指先に 
つたわる


2006年10月15日(日) ふわふわ

ひとりで
おもっているだけで
いい

ただよっている


2006年10月14日(土)

朝から
町は
ぼんやり

ふんわり
過ぎてゆく

なんにも

思わなくても
いいなら

いいな


2006年10月13日(金) じたばた

ひとり
じたばた
している

ものごとは
なるように
なってゆくのに
おかしいの

でも
こころが
ざわざわして
やっぱり

じたばた


2006年10月11日(水) なんにもない

なんにもない
一日で いい

わたしも
からっぽに

なってしまったら
いい


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