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遠ざかってゆく
じっと 見送って いよう
いちばん いい 距離というものが あるのだろうが
いちばん いい とは どんな ことだろう
いちばん 近づきたくても
いちばん 遠いかも しれない
それは 遠くにゆく 船ではないのに
そのまま 川を下って 行ってしまいそうに
見送った
こわい夢に なんどでも ひきこまれる
目を あけても くらい 闇
ひとしきり 木々が さわめいていたのが いつしか 雨音になっていた
見える限り 灰色だった 空が 夜のなかに とける
途切れない ように こころに 錘をおろして さぐる あなたに たどりつく 道すじ
あなたを ずっと 知らなかったのだ
ちいいさな 痛みみたいに 知りあい
なんだか ずっと 知り合ってたみたい
まだ もっと
知ることが ある
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