恋文
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どこかで 見た 絵のように
雨が 霧のように ただよって
足元に 目をおとしながら 歩いている
朝の 小道には 赤い実が たくさん
ふつふつ 踏んでゆくに
踏まれたら 痛かろうか
もうすぐ 雨になる
空を 待っている
そこに 歩いてゆこう
雨が 打ってくれる
夕暮れが 空を 横切っていった
もう なんにも 残らなかった
もう 覚めないで いよう
わずかな ひかりが とどいたら
目をとじて
少しづつ なくなって いっていい
いつか いなくなるのだから
だれにも 気づかれないように
ちいさく なる
ここではない 街に 雨がふる
わたしが 歩いている
ここにも 雨がふって
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