恋文
DiaryINDEX|past|will
もう ずっと とおくに きてしまった
いつか 伝わった そのままに
花を みていた
花は 雨にうたれて
空を みていた
空から 雨がふってくる
草の におい 水の におい
揺れている 木の枝が
空に 引っ掛かっている みたい
川の流れの 音
木の葉の ふれあう 音
川が ひかり 枝が ゆれて
午後が すぎてゆく
雲が いつのまにか ひろがっている
そのときに 知っていた わたしたちが あって
知らない あいだの わたしたちが あって
なんどでも 知ることができる
きっと 一緒のことを もっている
ひかりが あんまり まぶしくて
木の下みちは あおくて くらい
じぶんの 息のおとを ききながら
じっとり 汗が しみてきて
まだ あるいている
鏡の中に いた
逃げて しまった
わたしを さがす
|