恋文
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2006年06月12日(月) 依怙地

わかっていて
もう
もどれない

わたしだって
過ぎてしまうのを

待っている


2006年06月11日(日) みどりの道

みどりの道を
歩いてゆく

風に
木々はさざめき
ひかりが
ゆれる

ここにある
音だけを
聴いている
午後


2006年06月10日(土)

むすんだ
手と手

ふれあった
くちびる

わたしたちだけの

その とき

いつも
すぎてゆく


2006年06月09日(金) 別れて

わかれた
わたし

どれも
わたし

あなた
わたしと
いっしょね

わたしは
あなた
だったのね


2006年06月07日(水) 夜へ

いつか
風が
冷たくなって

草の
においが
たちこめている


2006年06月06日(火) ひとり

失うまえに
わたしで
いようと

すでに
失っていた
わたしを

思い浮かべ

まだ
失わないと
信じている


2006年06月05日(月) 午後

この世界を
要らないと
言ってしまおう

わたしを
いらない と
いってもいい

午後は
寒いくせに

歩いていると
汗ばんでくるのだ


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